業務概要

令和6年度の運営方針

  1. 教育DXの実現に向け、「さいたま市スマートスクールプロジェクト」により、学習者主体の学びの実現とともに、教職員が子どもに向き合う時間を創出し、子どもと教職員双方の Well-being の実現を目指す。
  2. ICTインフラやセキュリティ環境の更なる整備を進めるとともに、デジタル・シティズンシップ教育を推進し、学習の基盤となる児童生徒の情報活用能力の育成を図る。
  3. 学習状況調査を基軸とした教育指導の検証・改善サイクルを推進するとともに、CBT化した学習状況調査の調査問題並びに結果の分析、活用方法について研究を進める。また、「学力向上カウンセリング学校訪問」等による学校支援体制を充実する。
  4. 「令和の日本型学校教育」の実現に向け、「新たな教師の学びの姿」としての、教師の主体的・対話的で深い学びを推進する。

令和6年度の基本方針

○「さいたま市スマートスクールプロジェクト」の推進

SSSP事務局として、協力企業や学校、関係課所室と連携し、「学び方」「教え方」「働き方」 の改革を推進する。特に、スクールダッシュボードの運用により、教師の経験に加えエビデンス に基づいた支援を行い、児童生徒一人ひとりの個性や特性に応じた教育を一層推進する。

○ICTインフラやセキュリティ環境の更なる整備とデジタル・シティズンシップ教育の推進

  1. 令和7年度末の更新に向けて、端末故障時等においても子どもたちの学びを止めない観点からの必要な台数の端末調達や保守及び遅延や不具合の無いネットワークの整備に係る予算の確保に努める。
  2. 教職員用コンピュータ活用の支援と生成AIの活用を含めた校務の効率化の更なる推進を図るとともに、教職員の情報セキュリティ意識の一層の向上を図る。
  3. デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し、参加する能力をはぐくむために、デジタル・シティズンシップ教育を推進し、児童生徒の情報活用能力を育成するとともに、保護者や地域住民等に対しても、ICTに関する現状や課題を理解し、子どもたちに指導できるよう支援する。
  4. リーディングDXスクール指定校や研究委嘱校での研究成果を活用し、市内全校でのICTを日常的に利活用した教育活動の実践を推進する。

○学習状況調査を基軸とした教育指導の検証・改善サイクルと教育データ利活用の推進

  1. 全国及び市の学習状況調査を軸とする「学力向上アクションマップ」に基づき、さいたま市の児童生徒の学力や生活の状況について把握・分析し、教育施策の成果と課題の検証や教育課程の編成、教育指導の工夫改善に向けた活用を推進する。
  2. 全国学力・学習状況調査の振り返り及び、各学校の調査結果の分析・活用を支援する「学力向上カウンセリング学校訪問」により、早期からの授業改善を支援する。また、自校の学力向上策を示した「学力向上ポートフォリオ(学校版)」の共有等を通じて、市全体の更なる学力向上への取組を推進する。
  3. さいたま市学習状況調査のCBTによる円滑な実施に努めるとともに、個々の児童生徒の学力の伸びを正確に把握するため、調査問題の在り方についての研究を進める。
  4. 大学等と連携し、学習状況調査結果を含めた教育データの利活用に関する研究を進める。

○新たな教師の学びの姿の具現化に向けた教職員の主体的・対話的で深い学びの推進

  1. 「さいたま市教員等資質向上指標(キャリア navi)」を踏まえ、教職員の資質能力の向上に資する研修会の充実を図る。
  2. 教師の学びの成果を可視化し、自身の「現在の姿」を把握するための「研修履歴記録システム」の活用と、「将来の姿」を見通し主体的な学びを喚起するための、管理職との対話に基づく研修受講奨励を推進する。
  3. 受講の申し込みから受講、受講後のアンケートを一元的に行える「教員研修プラットフォーム」を活用し、ニーズに応じた多様で質の高い研修コンテンツの整備と受講の効率化を図る。。
  4. 高度専門職としての教員の職能開発を支えるため、大学と連携し、養成・採用・研修等の一体的改革を推進する。
  5. 教員養成に資する「さいたま市教師塾『夢』講座」の拡充や円滑な入職につなげる「新卒者アプローチ研修」等の充実を図り、「さいたま市教員養成あすなろプロジェクト」を推進する。

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